特別保存刀剣
(銘)延寿宜利作 明治三年月日
(長さ)八寸0半
(目釘穴)1
延寿宜利の拵付短刀でございます。
宣利は幕末に肥後で活躍した刀鍛冶です。
父は同じく刀鍛冶であり、江戸にて細川正義の門下として修業、のちに肥後にて作刀をする。
この作品は備前伝の短刀であり、平造りの庵棟で重ねが厚く、地鉄は小板目肌で地沸つく、また刃文は匂出来、匂口締り互の目丁子で足良く入り所々砂流かかっております。帽子は小丸に返り、茎の鑢は筋違いとなっております。
またこの短刀には黒革を施した鞘の拵があり、金具も一作となってお。短刀り、作られた当時からの生ぶ拵でございます。
Work: A Dagger with a decorated case
Sword smith: Enju Nobutoshi
Period:1869
(Length)24.4cm
(銘)延寿宣利作 明治二年三月日 一作拵付短刀
¥600,000価格