九曜紋蒔絵塗拵付短刀
特別保存刀剣
周防国住永弘の短刀でございます。冴えた乱れ刃を焼き、肌は小板目と小杢目が良く約んだ作品となっております。
蒔絵の九曜紋図の拵が付いており、金具は獅子の小柄が付随しております。短刀と一緒に飾るとより華やかな印象を受けるものでございます。
平造り 庵棟
(地)小板目及び小杢目良く約み、映り気がある
(刃文)互の目丁子に足入り、所々焼き幅高い。匂口は冴える
(彫物)表は三鈷剣、裏は蓮台に護摩箸がある
(帽子)小丸に返り、棟側への焼きが長い
下記は新々刀大鑑からの抜粋となります。
地鉄小杢肌細かく約む、刃文匂出来互の目丁子足長く逆心、地刃健全にして出来良ろし、生ぶ彫永弘作。
永弘は周防国住、山口の士、天保元年讃岐に生れ、俗名藤田謙吾または徳次郎と称す。号を真龍子、嘉永年間長州に行く、後藩工に挙げらる、後山口に行く。備前国五十七代孫加賀介祐永の門とあるが、此の祐永じゃ二代に相当、永弘は自ら祐永の門人なることを誇りとして刀茎に銘じている。銘字を大中小の三体に切っている、文久年間長州萩城下に駐槌して左行秀等と連絡をとったものと思う。また清麿が長州に在住中これに連系したものと云う。また鉄砲製作を営み長州藤田永弘とも銘じた。明治十二年六月六日六十四歳歿、墓は山口市天神通りにある。銘字「周防国永弘」「藤田真龍子永弘」「長州萩住人藤田徳次郎永弘謹作」(新々刀大鑑より)
(銘)周防国住永弘 丙寅陽月吉辰
¥1,250,000価格

