縦×横×高さ 16cm×16cm×9cm
中里無庵(12代中里太郎衛門)の唐津井戸茶碗でございます。
茶碗の中でも大ぶりなこの茶碗は、外側にめぐる轆轤目、竹節高台、全体的に枇杷色であること、高台の周りに梅華皮(カイラギ)があること、そして見込みなどに目跡があること等の条件がそろっていることから、大井戸茶碗を写した作品であることが見受けられます。
胴のはりもゆったりとしていて、堂々としている姿も見どころの一つでございます。
中里無庵は12代中里太郎衛門として1927年に11代より引継ぎ、その後古唐津の窯址、陶片の調査を始める。1969年に得度、号を無庵とする。1976年に唐津焼で重要無形文化財になる。
中里無庵 作 井戸茶碗
¥650,000価格