(長さ)七寸五分
(元幅)2.2cm
(銘)[赤間]綱信 嘉永二年二月日 羽州米沢住 白鞘短刀でございます。
特別保存刀剣鑑定書付
形状:平造り、庵棟、身幅尋常で重ね厚い
鍛え:板目肌詰み、潤っている。地沸は厚く、地鉄全体に沸が入っている
刃文:沸出来で直刃調に小湾れが交じる
茎:化粧鑢で筋違い
帽子:小丸に返る
鞘書は刀剣鑑定家の一人、三田光剣によるものであり、「明治元年五月十(拾)日、上杉軍の副将若林作兵衛、越後出兵の時の鎧通、同年七月二(弐)日蒲原群に於ける大合戦の思出の遺品 写旧鞘書 昭和辛亥年七月十八日 光剣誌」と鞘書されております。
鎧通しらしく重ねがかなり厚く造られています。地鉄は板目が詰み、沸も全面に渡っております。刃文も沸出来で荒沸が厚くついていて、地、刃文も荒々しい印象を受けるものとなっております。
綱信は羽州米沢の刀鍛冶であり、加藤綱英の門人である。赤間喜三郎と称した。
(銘)[赤間]綱信 嘉永二年二月日 羽州米沢住 白鞘短刀
¥880,000価格