(銘)大慶直胤(花押) 天保丁酉 刻印 ヒツチウ 黄微国千屋野於太田氏之 加賀金工拵付短刀

(銘)大慶直胤(花押) 天保丁酉 刻印 ヒツチウ 黄微国千屋野於太田氏之 加賀金工拵付短刀

¥2,600,000価格

(長さ)一尺六分弱

元幅2.9cm

 

 

特別保存刀剣

本間薫山 書 薫山日々抄 所載

 

 

薫山日々抄の説明では、「平造。身幅広く、重ね尋常庵棟、浅く反る。鍛板目ざんぐりとし、大胆まじり、地景入り、地沸つく。刃文はのたれ主調、互の目交じるおだやかな行の乱、匂深くよく沸づき、足太く入り、砂流しかかり金筋交じる。帽子表中丸、裏小丸に返り、沸つよくつき、掃掛・金筋かかる。」とございます。

 

 

また銘文の説明では"ヒツチウ"(備中)の刻印は珍しく、黄微は吉備の当て字、千屋野はたたらがあった場所、そして太田氏はその窯元としております。

 

 

 

大慶直胤は、水心子正秀の門人であり、数々の名品を残す。安永七年に山形で生まれ、水心子の門人になる。備前伝から相州伝と幅広い作風があり、備前伝は長光のように地中に美しい映りを見せるもの、片落ち互の目を焼く兼光如きのもの、応永備前の盛光などの作品がある。

また相州伝は行光の短刀写しから、正宗風、左文字風、則重風などの作風もあり。