勝田哲 筆 「たよ里」 共箱でございます。
縦×横: 127.5cm×42.5cm
勝田哲は大正・昭和の時代に活躍した歴史、美人画を得意とした日本画家である。東京美術学校(現東京藝術大学)の洋画科を卒業した後、日本画に転向、山本春挙の門人となる。そして京都市立絵画専門学校に入学、後卒業。帝展に「天草四郎」、「征旅(ジャンヌダルク)」などが入賞。山本春挙以外にも鏑木清方も師と仰いだ。
色鮮やかな着物をまとい巻紙に手紙を書く若い美人を描いた作品であります。着物は無地の薄い紅色と白地の上の花柄、帯は藍色に金彩の花柄を入れた模様となっています。女性の肌は淡い白を中心として、頬や手は薄いピンクを織り交ぜながら描いています。横の硯箱から墨を付けた筆で今手紙を書くその姿は全体的に大変艶やかで和装美人という印象を持たせる作品でございます。またそれに合わせるように、表具も洒落ております。
Painter: Katsuta, Tetsu(1896-1980) His works are especially popular in historic and portrait (Japanese women).
Work: Writing letters (たよ里)
Depth×Width: 127.5cm×42.5cm
勝田哲 筆 「たよ里」幅
¥295,000価格